外コン転職記

Sierから転職。転職活動→入社準備→転職後を綴る。

【インプット】【仕事の進め方】会議の教科書

 

本書を読む目的

PMO系のPJにアサインされて毎日(土日含め...)会議のファシリテートをするの機会が1日3回以上ある。クラアントの会議の生産性を向上させるためにファイシリテートの正攻法を学ぶ。 

 

学び・考えたこと

・ファシリテートの手法は他の本とおおよそ変わらない

 ・準備、開始時にゴールをアジェンダ共有、仕切る、ラップアップ

・よくある困りごとは非常に参考になった

 ・基本動作で述べていることと同じなのだが、相手を傷つけずにお話ができるので

 

TODO
・よくある困りごとは現に困っていること、これを実践

 

要約

 

<会議ファシリテーションとは何か>

ファシリテーションとは
 ・ゴールに達成するために参加者の能力を最大限に引き出す方法

・8つの基本動作とファシリテーションのスタイル
 <確認>
 ①終了時にきまったことやるべきことを確認する
 ②会議の終了条件を確認する
 ③時間配分を確認する
 <書く>
 ④議論を可視化する
 <準備>
 ⑤会議の準備をする
 <矢面に立つ>
 ⑥全員から主張を引き出す
 ⑦対話を促進し、合意形成
 ⑧振り返りをする

・順序
 事前⑤→開始②③→会議中④⑥⑦→終了①⑧

①終了時にきまったことやるべきことを確認(ラップアップ)
 理由:参加者の理解が不明確、認識があっていないことが発生するため
 やること:決定事項とTODOの振り返りを行う
  ・TODOは期限と担当者をセットで確認
  ・決定事項はダイジェストで振り返る(15秒程度)
  ・残課題(未決事項)も確認

②会議の終了条件を確認する
 理由:脱線や目的にそった意見を集められず、疲弊する
 やること:ゴール設定
  ・「すること」ではなく終了条件
  ・「すること」が浮かんだら「結果どうしたいのか」を確認
  ・終了したかを判定しやすい形で表現

③時間配分を確認する
 理由:ゴールに必要なレベル以上に詳細な議論になり、ゴールまで到達しない
 やること:アジェンダごとに時間を事前に設定
  ・時間を意識づけるため、最初に時間内に議論がおわるように声がけする(締め切り効果)
  ・会議の途中で声をかける(あと●分、など)
  ・時間オーバーと分かった時点でその後の対応(延長、仕切り直し、メール等で書面)

④議論を可視化する
 理由:参加者は無意識のうちに脳の大半を発言の記憶に使っている
 やること:話していることをそのまま書く
  ・決定事項、TODOを記載(印などでわかるように)
  ・何についてはの話かわかるように論点・問いを記載(事前に、会議中)

⑤会議の準備をする
 理由:必要な論点がないを議論の結果、ゴールに達成するか不明
 やること:ゴールに必要な要素を確認
  ・Purpose:目的
  ・People:参加者
  ・Process:進め方(アジェンダ、シナリオ、時間)※
  ・Property:装備(ホワイトボード)
  ※:プロセス一覧(終了条件→XX→ラップアップ)
    ・報告  :→報告→QA→
    ・情報収拾:→背景説明→欲しい情報の枠組み→ヒアリング→
    ・承認  :→承認依頼事項→QA→承認判断→
    ・方針検討:→背景説明→選択肢→絞り基準の合意→評価→
    ・課題解決:→事象(問題)の確認→原因分析→課題解決の洗い出し→絞込→評価→

⑥全員から主張を引き出す
 理由:行動してもらうため(議論についていけない、納得感がない、興味がない)
 やること:発言しやすい環境づくり
  ・肯定・共感(興味を示す、共感・同意、発言に感謝)
  ・場の雰囲気(きちんとした場、話をしやすい)
  ・名指し、ハードルを下げる
  ・質問する(具体的には、なぜそう思うか、他にはないか)

⑦対話を促進し、合意形成
 理由:複数の視点で合意+品質の高い結果を生み出すため
 やること:話を横にふる
  ・事実の共有は振る必要はない、個人に立脚した発言
  ・なぜか?を深掘りすることで、考え方を可視化する

⑧振り返りをする
 理由:今後の進め方について改善
 やること:良かった点、悪かった点を洗い出す

 

<会議のよくある困りごと>
①誰も発言しない
 ・iceBreak、ハードルを下げる、クローズドに質問、質問をストック、自分が上司ならと考えてもらう
②議論が盛り上がらない
 ・考えやすい質問(具体的なシーン、具体的にどのような状態だったらゴールできるか)
 ・全体像を示してから各論に入る
⑤発散や脱線が多い
 ・終了条件を提示した上で「さきにやっつける」という
 ・スクライブで論点を明確にする
 ・論点を用意しておき、脱線していることを示す
  ・AからBの話題になったがいいか?
  ・このまま続けていいかを確認
⑧議論が間延びする
 ・論点を整える(論点にそった議論をさせる)
 ・読み上げをやめる
 ・「逐次対応」をやめる
  ・うるさ型の参加者がきになることをバンバン質問
  ・優先度が低い議論に終始する
  →質問を記載してためてもらう